How to be Vainglorius!

主にVaingloryの攻略記事を書きます。

3v3における試合の流れ

お久しぶりです、Sobao0928です。
知人にVaingloryを勧めたら入れてくれたのですが、何すれば良いの?と言われて僕自身固まってしまいました。何から教えれば良いんだ?いやそもそも何をやらせたら良いんだ?3v3?5v5?ロールは?……とまあ、これだけやってる僕ですら教えることすらできないのに初心者の方はわけわからないですよね。というわけで今回は3v3、および5v5の試合の流れやコツなどを解説できたらなと思います。既出の用語は前記事『各ヒーローの適正ロールと適切ビルド』をご覧ください。

──3v3における試合の流れ──
ブラインド帯のピックの場合、バンが無く、敵のピックを見ることも出来ません。現在の環境を読み、なるべく丸いヒーロー(尖った性能でなく、ある程度どんな状況でも強いヒーロー)をピックしましょう。ロールが被ってしまった場合の対処は後日また記事にまとめます。
ドラフト帯のピックは、現在の環境のトップヒーローを解放している事が重要です。敵のヒーローのカウンターをピックしたり、次来るヒーローを読んだりしてピックしたりします。例えば、相手にランス、スカーフと取られた場合、火力職にメレーをピックするのはおすすめできません。クラルがピックされる可能性があるからです。この辺りは動画を見たり、実際にプレイしてみて経験をしてくるとわかってきます。MOBAというゲームは既にピックから試合が始まっていると言っても過言では無い程奥が深いものであり難しいです。
さあ、そんなこんなでようやく試合が開始しました。
ですが、まずはジャングルミニオンの説明をします。自陣のジャングルミニオンは味方ホームに近い方から1.2.3.4番と呼び、真ん中の金鉱山下あたりに湧く大きなミニオンを5番と呼びます。キャプテンは一人で5番ミニオンの見張り、キャリーとジャングルは自陣に最も近い1.2番が35秒に湧くので待ちましょう。このゲームは自分でミニオンのラストヒットを取らずとも、近くにいる味方に経験値とお金が入ります。なるべく火力職、特にキャリーにお金を稼がせることがVainglory攻略のコツであると言っても良いでしょう。キャプテンは1.2番の経験値とお金を吸わず、キャリーに吸わせて育たせるわけです。また、ファームの際、あらかじめコシュカのBスキルを空打ちしておいたり、セレスのAスキルを置いたりしてファームを早める事が出来ると完璧です。後の5番ミニオン攻防戦で有利に立つことが出来ます。
1〜4番ミニオンをキャリーとジャングラーが狩り終えました。多少の差はあるでしょうが、おそらく敵も狩り終えていることでしょう。ここで5番ミニオンを取れると大きな有利になりますが、戦って落とされてしまうと、キル+ファーストブラッド分の経験値とお金、そのままジャングルを取られてしまえば二週目以降に湧くジャングル分の経験値とお金etc……、莫大な有利を築かれてしまいます。そうなってしまうと巻き返すのは相当骨が折れますし、そのまま押し切られる事も少なくありません。慣れや知識が必要ですが、明らかに序盤敵の方が強い構成の場合は、戦わずに5番を素直に渡した方が良い場合もあります。例えば、敵のジャングラーがコシュカ、アルファ、ペタルなどだった場合は無理をせず、逆に自分たちがそれらのヒーローを使っている場合はアグレッシブにジャングルを攻める事が重要です。
二周目以降の5番ミニオンが湧いたらキャプテン、キャリーは共に下に寄ってあげましょう。ですが、チーム全体としても[レーンミニオン1ウェーブ]>[5番ミニオン]の順で価値が高いため、レーンミニオンがタレットに押し付けられていると寄れません。敵タレットに押し付けて寄れるのは最高ですが、少なくともミニオンロスト(タレットに倒されてラストヒットを取れないこと)が無いようなレーニングを心掛けましょう。
キャプテンは、基本的にはレーンでプッシュのお手伝い、相手キャリーへのハラスを行います。なぜジャングルではなくレーンなのか、それは獲得できる金銭量の違いです。経験値はジャングルミニオンの方が獲得できますが、お金はレーンミニオンの方が稼げます。ですが、ジャングラーが相手ジャングルを攻めていたり、逆に攻められていた場合はジャングルに降りてあげましょう。
豆知識として、ジャングルミニオンは初めは35秒、二周目からは55秒間隔で湧きます。5v5の様なスポーンメーターは無いので、なるべく湧いた瞬間に狩れる様にローテーションする事が大事です。
4分を超え、ジャングルショップが湧くまでは、
[キャリーとジャングラーでジャングルを吸う]→[5番ミニオン争奪戦]→[リコールorレーンプッシュ]→[始めに戻る]でいいと思います。ジャングルを吸うのは無理せず、レーンミニオンがロストしない状況で吸いに行きましょう。もしレーンミニオンがタレットに押し付けられそうになってしまったら、次のミニオンウェーブが来るまでキャプテンがミニオンの攻撃をタレットの範囲外で受けてあげるとそれ以上前進しないのでロストを防ぐ事が出来ます。ただ、敵キャリーに落とされてしまったら元も子もないので無理のない程度に留めましょう。
4分を超えると、ジャングルショップがスポーンします。同時にジャングルの活性化も始まり、クリスタルセントリーや金鉱山がアクティブになります。基本的には前述のローテーションで構いませんが、もうしばらく経つとタレットが折られたり折れたり、大きな集団戦が起きると思います。基本的には有利なサイドがタレットを追った直後などにイニシエートする場合が多く、そこで仮にエースを取る事が出来れば莫大な有利を築く事が出来ます。例ですが、
キル分のお金、経験値+セカンドタレット+1.2番ミニオン+クリスタルセントリー
キル分のお金、経験値+セカンドタレット+金鉱山
などです。これだけで金銭差が2.3kつく事も多々あります。
しかし、序盤のスポーン時間は短く、タレット折りきれるの?金鉱山スティールされない?と不安になってしまう事もあります。私は多少無理してでもなるべく多くのオブジェクトを取りきってしまった方が良いと思いますが、どうしても無理な場合の優先順位としては、
[タレット]>[半分以上貯まった金鉱山]>[クリスタルセントリー]>[敵ジャングルミニオン]です。
よくエースを取ってすぐに金鉱山に向かう方がいますが、折れそうならタレットを折ってしまった方がより有利を取る事が出来ます。というのも、実は金鉱山はエースを取らなくても確保する事が出来ます。どれもレーンを押せていることが条件ですが、敵を一人落としたタイミングや、敵がリコールしたのが見えた時、敵が大きなミニオンウェーブを処理している時、少し難易度は高いですが、敵の3人がレーンプッシュしている時にキャプテンとキャリーで耐え、サステインの高いヒーローが一人で確保する、というのもあります。そもそもレーンを押す、というのが少なくともファーストタレットが折れていないと出来ない行為なので、タレット>金鉱山なわけです。また、金鉱山だけでなく、行動範囲が拡大し、ジャングルへのインベードや集団戦で有利になります。そもそもVaingloryというゲームはいくつものタレットの奥にある敵陣地のクリスタルを折ることが勝利の条件であり、極論どれだけ金銭差がついていてもクリスタルを折ることが出来れば勝つことができるのです。
基本的には試合終了まではこの繰り返しです。15分以降は金鉱山の代わりにクラーケンがスポーンします。クラーケンを待たずしてクリスタルまで折りきる試合もありますが、ほとんどの試合はクラーケン絡みの勝利か、15分以降での集団戦に勝利してエースを取り、長いリスポーンタイムを利用してクリスタルを折っての勝利が多いです。
クラーケンを取るタイミングとしては、金鉱山より体力が多いのでエースを取った瞬間が好ましいです。敵を一人落としていたり、ヘルスやアクティブアイテム、スキル、大きな金銭差やレベル差などの有利がある場合はやり始めてみても良いかもしれません。敵もクラーケンを取られるとさらに大きな有利に繋がってしまうので阻止して来ることが多く、そこで有利な集団戦が出来ればとても良い試合運びと言えます。逆にそのような隙を突かれて金鉱山やクラーケンを確保されてしまう事を防ぐために、キャプテンはそれらの周りには特に入念に視界を取る事を心掛けましょう。
基本的な試合の流れは以上です。次は集団戦の勝ち方の記事を書く予定です。何かわからないところがあればコメントで質問頂ければ返信します。